最後の浮世絵師、月岡芳年。
幕末から明治中期の浮世絵師。本名月岡米次郎。
12歳の頃、歌川国芳に入門、芳年と名のる。一魁斎(いっかいさい)、玉桜楼(ぎょくおうろう)とも号す。
1873年以後、大蘇芳年を名のり、新画風を拓いた。
明治浮世絵界の泰斗として錦絵ばかりでなく、新聞挿絵にも活躍した。
著者:加藤陽介
月岡芳年(つきおかよしとし) 天保10(1839)~明治25(1892)
幕末維新の乱世に活躍した「最後の浮世絵師」芳年。
多岐にわたる天才的な画業を通覧しつつ代表作である「芳年武者无類」を全点収録した完全保存版。
寄稿=山口貴由(漫画家)
6枚続きのパノラマ、鹿児嶋懸暴徒 高橋并川尻戦争ノ図誌上初公開。“血みどろ絵”から美人画、近代絵画につながる物語絵、西南戦争画まで浮世絵を味わい尽くす!
鬼才 月岡芳年の世界 目次
▶第1章
●血を描く ●神話を描く ●世相を描く ●戦争を描く ●幻想を描く ●花顔を描く ●物語を描く
▶第2章
(芳年武者旡類)
◆月岡芳年
浮世絵の夕焼け
◆西井正氣氏Q&A
◆月岡芳年略年譜
著者:加藤陽介 かとうようすけ
1965年東京生まれ。学習院大学大学院人文科学研究科博士前期課程修了。1992年より太田記念美術館学芸員、2002年より永青文庫学芸員、2010年より練馬区立美術館学芸員。専門は日本近世絵画史。
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