ヴァーミリオンの女 画家 森田元子の生涯 目次
▶第1章 萌芽の時
生い立ち/ウヰルミナ女学校 ほか
▶第2章 巴里への旅立ち
出航/西條八十 ほか
▶第3章 画家 森田元子誕生の時
最初の個展/森田俊彦 ほか
▶第4章 新たな出発
敗戦後/死別の時 ほか
▶終章 ヴァーミリオンのストローク
壁画/森田とマチス ほか
資料/挿絵について/森田元子年譜
森田元子 もりたもとこ 1903年~1969年
洋画家。東京生まれ。1924年(大正13)女子美術学校洋画科を卒業、その後岡田三郎助(さぶろうすけ)に師事。滞仏3年ののち、27年(昭和2)に帰国して帝展に初入選、37年と翌年の新文展で特選を重ねた。第二次世界大戦後は60年(昭和35)の日展で文部大臣賞を受け、また母校の女子美術大学教授として指導を続けた。日展評議員、光風会理事。簡潔な線描と豊かな色彩で室内女性像を描いて知られる。
著者:井上由理 いのうえゆり
女子美術大学卒業。フランス国立社会科学高等研究院ディプロム取得。早稲田大学修士課程在学中。八ケ岳美術館特別研究員。多数展覧会を手がける。