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自由が丘画廊ものがたり
―― 戦後前衛美術と画商・実川暢宏 ――

　商品NO:BSH-904
　四六判／280ページ／発行:2023.10

自由が丘画廊ものがたり　戦後前衛美術と画商・実川暢宏　内容詳細

アーティストたちが次々と自由な表現を試みた、日本の前衛美術運動。
その渦中に身をおき、「自由が丘画廊」という舞台で、とびきりの知的冒険を楽しんだ画商がいた――。
伝説のギャラリスト・実川暢宏の回想を軸に、アーティスト、ギャラリスト、そしてコレクターたちの青春群像を生き生きと描き出す。

　著者:金丸裕子

澤田政廣、柏木俊一、旧福島コレクション、岡本太郎、瀧口修造、河原温、新宿風月堂、志水楠男、エスパース画廊、久保貞次郎、小コレクターの会、岡鹿之助、駒井哲郎、李禹煥、もの派、山口長男、オノサト・トシノブ、ジャック・デュブール画廊、森下慶三、具体、ヨーゼフ・ボイス、アートスペースシモダ、デュシャン、洲之内徹、草間彌生、中川幸夫　…etc.

目次　自由が丘画廊ものがたり　戦後前衛美術と画商・実川暢宏

▼プロローグ　李禹煥の画室にて

Ⅰ.伊豆に疎開していたピカソの絵

幻の画商
伊豆韮山の地縁
柏木先生と旧福島コレクション
画商への淡い憧れ

Ⅱ.1950年代、岡本太郎がヒーローだった

岡本太郎のこと
鎌倉にできた日本初の近代美術館
瀧口修造が携わった画材屋の画廊
河原温と出会った新宿風月堂
古本屋で画集を眺めたフィルム運び時代

Ⅲ.現代美術を広めた先人たち

激動の1960年代のなかで
憧れの画商、志水楠男
エスパース画廊での出会い
あたたかきパトロン、久保貞次郎
ただものではない恩人たち

Ⅳ.画商への入口

画商は大物をつかめという神話
前衛文化が根付いていた自由が丘
「小コレクターの会」の会場になる
駒井哲郎のマザーギャラリー
若き協力者たち

Ⅴ.新星と先駆者

現代美術のスターとの出会い
李禹煥と「もの派」
山口長男とオノサト・トシノブ
駒井哲郎と岡鹿之助