宮中（皇室）で用いられた品々に施された意匠の数々は、日本のデザイン史において貴重な資料といえる。
近世から近代の工芸品を約150点掲載し、各作品の由来や文様を解説、雅やかなデザインの魅力を伝える。
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宮廷のデザイン 目次
1. 天皇のシンボル 2. 菊花紋の由来 3. 菊が皇統のシンボルに
Ⅰ 食器
4. 御料食器の御下賜 5. 御所の織機有田焼と粟田焼
6. 江戸時代の天皇の食事 7. 季節と幾何文様のデザイン 8. 宮家
9. 上皇専用菊花紋と『お印』 10. 江戸時代の菊花紋使用
11. 明治政府の菊花紋使用統制
12. 形式があいまいだった明治・大正の菊花御紋章
13. 明治宮廷の洋食器
Ⅱ 引出物
14. 祝典の引出物
Ⅲ 文具・調度
15. 御下賜の品 16. 表向と奥向 17. 七・七禁令
Ⅳ 装身具・喫煙具
18. 喫煙の習慣
Ⅴ 服装
19. 装束の意匠 20. 伝統と新しい意匠 21. 大礼服
22. 政府の表象『桐』
八條忠基
綺陽装束研究所主宰。古典文献の読解研究に努めるとともに、敷居が高いと思われがちな「有職故実」の知識を広め、ひろく現代人の生活に活用するための研究・普及活動を続けている。全国の大学・図書館・神社等での講演多数。日本風俗史学会会員
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