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カラヴァッジョ
── ほんとうはどんな画家だったのか ──
商品NO:
BSH-179 A5判/618頁/発行:2022.8
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BOOK カラヴァッジョ ほんとうはどんな画家だったのか 内容詳細
カラヴァッジョ評伝の決定版。
過去の伝記から最新研究までひも解き、その時代の社会的背景に基づく解釈を加えながら実像に迫る。
著者:石鍋真澄
カラヴァッジョ ほんとうはどんな画家だったのか 目次
「光と闇」の真実――。カラヴァッジョ評伝の決定版!
バロック美術の礎を築いた革新者でありながら殺人を犯したならず者……。
巷に流布する「カラヴァッジョ神話」から、作風や生き様をわかりやすく光と闇にたとえ、評するのは容易だが、それはほんとうに正しいのか?
生涯をかけ作品に触れてきた西洋美術史の第一人者・石鍋真澄が、過去の伝記から最新研究まで丹念にひも解き、その時代の社会的背景に基づく現実的な解釈を加えながら実像に迫っていく。
カラヴァッジョは「魔性の画家」だといったが、実際、彼は美術史家たちを悩ませてきた。
カラヴァッジョをめぐる問題は、ある美術史家がいったように、しばしば「頭がおかしくなるほど」判断に迷うのだ。カラヴァッジョという画家とその作品は、正反対の解釈や評価さえ平然として飲み込んでしまうようなところがあり、文字通り一筋縄ではいかないのである。(本書「あとがき」より)
▶序章 カラヴァッジョの真実 二つの壁 ▶第一章 ロンバルディア 領民と徒弟
▶第二章 ローマ 美術市場とパトロン ▶第三章 ローマ 革新と名声 ▶第四章 ローマ 剣と絵筆
▶第五章 南イタリアとマルタ島 放浪と死 ▶終章 カラヴァッジョの真実 一つの答え
◎註/参考文献
◎付録資料1 ガスパレ・チェーリオの「カラヴァッジョ伝」/付録資料2 カラヴァッジョの家財目録
◎あとがき/カラヴァッジョ作品一覧/人名索引
ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ Michelangelo Merisi da Caravaggio 1571年9月29日~1610年7月18日
ルネサンス期の後に登場し、1593年から1610年にかけてローマ、ナポリ、マルタ、シチリアで活動した。あたかも映像のように人間の姿を写実的に描く手法と、光と陰の明暗を明確に分ける表現は、バロック絵画の形成に大きな影響を与えた。
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