1960年代から現在まで一貫して路上でスナップショットを撮り、革新的な世界を切り開いてきた伝説の写真家の人生とエポックとなる仕事の全過程をクロニクルに辿る決定保存版。
監修:森山大道写真財団
森山大道 写真とは記憶である 目次
▶最新作『記録五〇号』より
YACO 森山大道
▶評伝 森山大道
路上からヒトの歴史を透視する
文 大竹昭子/写真解説 蔦谷典子
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
無 言 劇 パントマイム
▶森山大道インタビュー
僕の鉱脈を見つけてくれた、運命的な出会い
▶ふたりの写真編集者
山岸章二と西井一夫 文 大竹昭子
▶復活の仕掛け人 長澤章生に聞いた
森山大道と『記録』 文 打林俊
▶森山大道の人柄をよく知る七人による証言
あの頃の森山大道
1.石内都 2.百々俊二 3.瀬戸正人
4.尾仲浩二 5.山門恭彦 6.大田通貴
7.サイモン・ベーカー
▶カラーポジフィルムで見る
森山大道のワークフロー
▶ハッセルブラッド財団国際写真賞受賞
世界が認めた Daido Moriyama
▶作品アーカイヴから写真制作まで
写大ギャラリーコレクション 文 打林俊
▶森山大道の眼
カメラの遍歴
文 赤城耕一/イラスト 中村紋子
▶森山大道を読み解く
書誌100選+年譜
選・文 蔦谷典子/資料提供 島根県立美術館
▶忘却の街路 森山大道の『記録』
ブックデザイナー 鈴木一誌
▶二度目の『さようなら』はなかった
小説家 平野啓一郎
▶自分の生き方を変えた出会い あの日、新宿で。
写真家 石川直樹
森山大道 もりやま だいどう 本名:ひろみち 1938年10月10日~
日本の写真家。大阪府池田市生まれ。ハッセルブラッド国際写真賞、ドイツ写真家協会賞、朝日賞、毎日芸術賞、日本写真協会作家賞などを受賞。日本のみならず、海外でも高く評価されている。アメリカ、イタリア、イギリス、フランス、オーストリア、ベルギー、ドイツ、中国、スペインなどでも個展を開いている。東京工芸大学客員教授、京都造形芸術大学客員教授、専門学校東京ビジュアルアーツ顧問、専門学校名古屋ビジュアルアーツ特別顧問。過去に、ワークショップ写真学校や東京写真専門学校(現 東京ビジュアルアーツ)の講師など、さまざまな写真教育活動に当たるなど、教育活動にも力を入れている。
森山大道といえば「アレ・ブレ・ボケ」と形容される作風が特徴とされる。(アレ:高温現像による粒子の荒れ)『眼の狩人』(大竹昭子)によると、「アレ・ブレ・ボケ」と形容される作風は1964年8月号の『現代の眼』が最初だが、ただし1965年の「ヨコスカ」も含め、ブレボケ写真はそれほどあるわけではないという。
»通販サイトへ