▶監修のことば
「弘法大師」号の下賜1100年に寄せて ──── 武内孝善
▶序章
弘法大師と空海 ──── 武内孝善
▶第1章
現代に生きる弘法大師 ──── 川崎一洋
一. 同行二人の四国遍路 二. お大師さんに出会う 三. 大師はいまだおわします
◆コラム
衛門三郎伝説/「四国遍路の父」 ── 真念/日本の総菩提所/八十八という数の意味/大師がデザインした高野山の密教空間/真如親王/日日影向文/弘法清水
▶第2章
弘法大師の生涯 ──── 武内孝善
一. 神童・真魚 二. 出家と修行 三. 入唐求法 四. 帰朝後の活躍 五. 高野山の開創
◆コラム
弘法大師の誕生日/空海が受けた灌頂/空海以前の高野山
▶第3章
弘法大師のおしえ ──── 添田隆昭
一. 入唐以前の大師 二. 恵果阿闍梨との出会い 三. 真言宗の立教 四. 入定留身
◆コラム
大師はいまだおはします/金胎二様の大日如来/高野山の年中行事/入定留身伝説の成立と展開
▶第4章
伝説の中の弘法大師 ──── 藤巻一保
一. 伝説のなかの弘法大師 二. 弘法大師能書伝説 三. 入定信仰 四. 神道教主としての弘法大師
◆コラム
高野聖/いろは歌と大師/封じ加持/文芸・芸能のなかの大師/遍路の風習/「大師流」という書の流儀
◆資料
弘法大師空海年譜/関連地図/近畿 高野山山内 西日本 京都近郊/四国八十八ヶ所/真言宗十八本山/参考文献/高野山を中心とした年中行事