BOOK
死者の書 ── 白川静の絵本 ──
著者:白川静/編集・画:金子都美絵
死者の書 白川静の絵本 内容詳細
生まれたものは老い、やがて旅立つ。
生を喜び、死を畏れ、死者を悼む――
漢字に込められた人の一生の営みを力強い文章と情感溢れる絵で紡ぎ出す美しく体系的な漢字の世界。
白川静 しらかわしずか 1910~2006
中国文学・中国古代学者。福井県生れ。1943年に33歳で立命館大学法文学部漢文学科卒。1954年同大学文学部教授。1976年定年退職し,のち名誉教授。2005年立命館大学白川静記念東洋文字文化研究所を設立,名誉研究所長。中国の古代文字である甲骨文や金文を綿密に読み解くことにより,古代に生きた人びとの生活・文化・思想を鮮やかに蘇らせるとともに,これまで文字学の聖典とされてきた《説文解字》の文字解釈を大きくぬりかえ,新たな体系的文字学を打ち立てた。主著に《字統》《字訓》《字通》の〈字書三部作〉のほか,一般読者向けの《漢字》《孔子伝》,研究の基盤をなす《説文新義》全16巻,《金文通釈》56輯などがあり,これらはいずれも《白川静著作集》全12巻,同別巻に収録されている。1999年-2005年,〈文字講話〉と題する24回にわたる連続講演を行った。1998年文化功労者,2004年文化勲章受章。