DVD
NHK 日本の戦後 ── DVD 全10巻 ──
占領、改革、そして講和・・・。 |
DVD10枚組／1977年4月28日～1978年2月23日／約634分／4:3／モノラル・ドルビーデジタル／片面一層／カラー／チャプター付／化粧箱収納／リーフレット付
【語り】 江守徹 【音楽】 池辺晋一郎
【語り】 江守徹 【音楽】 池辺晋一郎
日本の戦後 DVD 全10巻 収録内容
DISC-1 日本の戦後 第1回
日本分割～知られざる占領計画～
太平洋戦争末期、敗色濃厚となった日本では戦争の幕引きの仕方を模索していた。一方、アメリカでは太平洋戦争冒頭から米、英、中、ソの4ヶ国による日本分割占領計画が作られていた。
アメリカ国立公文書館の極秘文書をもとに、「日本分割案」の発端から消滅までの過程を描く。
【出演】 佐分利 信、嵐 寛寿郎、佐野 浅夫 ほか
DISC-2 日本の戦後 第2回
サンルームの2時間 ～憲法GHQ案の衝撃～
敗戦により憲法改正を迫られた日本は、当初、松本烝治国務大臣を中心に作成した憲法改正案をGHQに提案した。しかし外務大臣官邸のサンルームで待つ松本国務大臣と吉田外相に突きつけられたのは、GHQ自らが作成した憲法草案だった。
その場の劇的な緊張ぶりを克明に記録したラウエル中佐のメモを中心に、新憲法誕生の過程を描く。
【出演】 小沢 栄太郎、高橋 昌也、松村 達雄 ほか
DISC-3 日本の戦後 第3回
酒田紀行～農地改革の軌跡～
GHQは日本の民主化をすすめるため地主制度の解体を実施する。その実験として選ばれたのは、日本最大の地主、山形県酒田の本間家だった。
当時取材した酒田市を31年ぶりに訪れるマーク・ゲインの目を通して農地改革の軌跡をみる。
【出演】 高橋 幸治、加藤 嘉、山田 五十鈴 ほか
DISC-4 日本の戦後 第4回
それは晩餐から始まった ～財閥解体への道～
昭和20年9月末、三井別邸で行われた三井財閥の首脳とGHQとの会談を契機として始った財閥解体。それから1年後、紆余曲折を経て三井財閥は解体した。
GHQ側代表団のひとりであったエリノア・ハードレーの記録にもとづく三井・GHQ攻防の物語。
【出演】 芦田 伸介、中条 静夫、中村 又五郎 ほか
DISC-5 日本の戦後 第5回
一歩退却二歩前進～2･1スト前夜～
昭和22年1月31日、ゼネスト中止の悲痛な声が放送で全国に流れた。GHQの組合育成政策、治安維持法廃止、食糧危機などを背景にして、全国官公庁労働者260万人と、ほとんどの民間労組がストへ突入する寸前であった。
日本の労働運動に決定的な影響を与えた運命の瞬間を描く。
【出演】 地井 武男、観世 栄夫、松村 達雄 ほか
DISC-6 日本の戦後 第6回
くにのあゆみ～戦後教育の幕あき～
昭和22年4月、現在の日本の学校制度がスタートした。当時、新教科書の編さんに携わった家永三郎氏のメモ、日本側委員会の報告、アメリカ側資料等にもとづいて、墨ぬり教科書に象徴される混乱の中での戦後教育の幕あきを描く。
【出演】 西田 昭市、勝部 演之 ほか
DISC-7 日本の戦後 第7回
退陣の朝～革新内閣の九ヶ月～
昭和23年2月9日午前9時、片山内閣は閣議でついに総辞職を決定した。このとき、日本政治史上初の革新内閣は崩れ去り、その後日本は保守長期政権の道をたどることになる。
関係者の証言と資料にもとづき革新内閣の崩壊の過程を描く。
【出演】 千秋 実、伊藤 雄之助、松村 達雄 ほか
DISC-8 日本の戦後 第8回
審判の日～極東国際軍事裁判～
極東国際軍事裁判は昭和23年12月23日、東條英機ら7被告の処刑をもって終わった。東條英機に焦点をあて、天皇の戦争責任をめぐってくりひろげられた検事側と被告側の応酬をアメリカ国立公文書館で発掘した資料フィルムと再現ドラマでつづる。
【出演】 小沢 栄太郎、中村 伸郎、佐藤 慶 ほか
DISC-9 日本の戦後 第9回
老兵は死なず～マッカーサー解任～
昭和26年4月12日トルーマン大統領はマッカーサー元師を連合国最高司令官から解任した。日本の占領政策、朝鮮戦争の収拾策などに関する両者の長い対立の結果であった。
公開されたアメリカ国家安全保障会議の文書などの資料をもとに描くひとりの武人政治家とその時代。
【出演】 ドナルド・ノード、ジェリー伊藤、松村 達雄 ほか
DISC-10 日本の戦後 第10回
オペラハウスの日章旗
～サンフランシスコ講和会議～
昭和26年9月8日、サンフランシスコ講和条約調印会場のオペラハウスの舞台に日章旗が掲げられた。全面講和論と単独講和論の対立、朝鮮戦争で激化した東西対立を経て、この日の調印にいたった日本の選択を明らかにする。
【出演】 松村 達雄、中村 伸郎、宮口 精二 ほか
