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DVD 冥途の飛脚 全2巻 人形浄瑠璃文楽名演集

  • 冥途の飛脚 | 学習と教育を支援する通販会社-YTT Net
  • 商品NO:DNN-738
    DVD2枚組+リーフレット
    DVD2枚+リーフレット
    DVD:収録時間本編158分+特典119分
    画面サイズ4:3(一部16:9LB)/ステレオ(一部:モノラル)/カラー/日本語・英語字幕
「冥途の飛脚」は近松門左衛門の代表作の一つ。
クライマックスの「封印切」は伝承の全く異なる綱大夫と越路大夫(特典)の二種類を収録。
また「道行」は原作の詞章によるものと、野澤松之輔作曲の改作バージョンの双方を収める。
特典映像として、名人・二代野澤喜左衛門の最期の舞台となった「新口村」の映像も収録。

 冥途の飛脚 収録内容


Disc-1 人形浄瑠璃文楽 冥途の飛脚
淡路町の段
44分/平成14(2002)年2月 国立劇場
封印切の段
62分/平成14(2002)年11月 国立文楽劇場
道行相合かご【改作】
26分/平成5(1993)年11月 国立文楽劇場
道行相合かご【原作】
26分/昭和61(1986)年10月国立文楽劇場
出演
豊竹咲大夫、鶴澤清介、竹本綱大夫(現・竹本源大夫)、鶴澤清二郎(現・鶴澤藤蔵)、竹本三輪大夫、竹澤弥三郎、鶴澤八介、豊竹松香大夫、竹本貴大夫、竹澤弥三郎、竹本越路大夫・竹澤弥七、野澤喜左衛門(2代)、吉田玉男、吉田玉松、吉田文吾、吉田簑助、吉田玉幸、桐竹勘十郎(2代)、吉田文昇(2代)
 
Disc-2 人形浄瑠璃文楽 冥途の飛脚 特典映像
封印切の段
61分/昭和48年10月 朝日座
新口村の段(恋飛脚大和往来)
58分/昭和50年1月 朝日座

<作品のポイント>
この近松の原作を元に『傾城恋飛脚』という作品が後に作られた。
封印切の段のあと、大坂を逃れた梅川と忠兵衛の姿を描く「新口村の段」という場面があるが、現在、文楽で上演される「新口村の段」は原作でなく改作の方。
原作と改作、両者で一番異なるのは八右衛門の描かれ方で、原作の『冥途の飛脚』では男気のある好人物となっていた八右衛門が、改作では梅川を取り合う恋敵として描かれている。
改作の方が確かにわかりやすい展開。しかし作品の深さという点では圧倒的に近松の原作に軍配が上がる。
忠兵衛の人間的な弱さを描き「ああいう男、今でもいるなあ」と思わせる真実味は、近松ならではと言えましょう。

<主な登場人物>
亀屋忠兵衛    梅川と馴染む飛脚問屋の主
遊女梅川     忠兵衛に慕われる遊女
丹波屋八右衛門  忠兵衛の親友

<あらすじ 淡路町の段・封印切の段>
大坂淡路町にある飛脚問屋、亀屋の主・忠兵衛は大和国新口村から来た養子で仕事に慣れると遊女遊びをするようになった。
忠兵衛は新町の遊廓に勤める梅川という遊女と馴染みになり、毎夜のように梅川の元へ通った。
ところが梅川を身請け(雇い主に金を払い遊女の身を買い取ること)しようとする客が現れた。
阻止するには忠兵衛が梅川を身請けするしかなかったが、それには大金の二百五十両(現在の価値で約三千万円)が必要だった。
手紙のほか現金の輸送も行う飛脚問屋は何百両という金を扱うものの、それはすべて客の金で忠兵衛の自由にはならない。
焦った忠兵衛は友人の八右衛門の店、丹波屋に届ける為替金の五十両を身請けの手付けに使ってしまう。
金が届かないと怒鳴り込んできた八右衛門に忠兵衛は訳を話した。
飛脚問屋が客の金を使い込めば公金横領の罪で本来なら打ち首になるところ。
しかし八右衛門の友情で忠兵衛は五十両の支払いを待ってもらうことに。
身を入れ替え仕事をしようと忠兵衛は客に届ける為替の金を懐に店を出たが、足は自然と梅川のいる新町へ。
金を届けなければと思いつつ、忠兵衛は恋に浮かれた「羽織落とし」の姿を見せ、再び梅川の店に来てしまう。
すると先客として八右衛門がいた。
立ち聞きすると先の五十両使い込みの件など散々に忠兵衛の悪口を言っている。
これは忠兵衛にもう金を使わせないよう皆に真実を話した八右衛門流の友情だったが、忠兵衛にはそれが判らない。
逆上した忠兵衛は女たちの前でいい格好を見せようと懐の金包みの封印を切ってしまう。
公金横領の大罪で、もう後戻りは出来ない。
身請けを喜んだ梅川も真実を知り、死を覚悟した二人は忠兵衛の故郷、大和国新口村へ向かう。


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