平安時代以来、文学や絵巻に登場してきた四季折々の日本古来の植物は平安時代の貴族が愛で、文学や絵巻で描写されてきた。
この有職植物図鑑は200種におよぶ植物を写真で紹介し文献資料における描写や事例を挙げて解説した決定版図鑑!
～八條忠基氏お言葉～
四季折々の植物を楽しみ、限りない恩恵を享受することができる日本人は幸せです。
そして千年前の祖先たちが見た植物を、いまを生きる私たちが見ることができるというのも、また素敵なことです。
あらゆる植物への深い愛情。
それこそが自然を愛し尊んで生きてきた日本人が、心の底に持ち続ける「もののあはれ」と「いとをかし」の感性にほかならないのではないでしょうか。
日本人が植物たちとどう関わってきたのか。古来の文献からそれをたどり、知識と感動を皆様と共有したいと思います。
画像：クリックで拡大
有職植物図鑑 目次
── 春 ──
ウメ（紅梅）、ウメ（白梅）、コブシ、セリ、ナズナ、ハハコグサ、ハコベ、コオニタビラコ、カブ、ダイコン、ヤマザクラ、シダレザクラ・ヤエザクラ、
ウワミズザクラ、シダレヤナギ、オガタマノキ、カタクリ、スミレ、タチツボスミレ、タンポポ、ツクシ、クサイチゴ、カラタチ、ギシギシ、モモ、
アンズ、カリン、ヤブツバキ、ヤマブキ、ヤマツツジ、イロハモミジ、ボケ、ヤマボウシ、ヨシ、ワラビ、ゼンマイ、ヨモギ、カタバミ、キリ、アオギリ
── 初夏 ──
チャノキ、アカメガシワ、ウツギ、ショウブ、カキツバタ、イチハツ、フタバアオイ、センダン、タチバナ、キカラスウリ、ゴボウ、クチナシ、イヌビワ、
ヤマモモ、カラムシ、コウゾ、イ、ミクリ、マコモ、オニバス、コウホネ、アサギ、ジュンサイ、カサスゲ、デンジソウ、オオムギ、コムギ、サトイモ、
ヤマノイモ、ミヤマヨメナ、ツユクサ、タチアオイ、ネムノキ、ノイバラ、ノカンゾウ、ノダブジ、ボタン、シャクヤク、ムラサキ、ガクアジサイ、
アマチャ、ムベ、ザクロ、サンショウ
── 夏 ──
アカザ、アカネ、アサ、ヤマグワ、ムクゲ、アサガオ、イチビ、オニユリ、カジノキ、ガマ、クロモジ、カリヤス、キハダ、アズキ、ササゲ、ダイズ、
キササゲ、エゴマ、シソ、シノブ、ヤナギタデ、タデアイ、ベニバナ、チガヤ、イタドリ、ナツメ、サルナシ、スモモ、ナシ、ビワ、ワリンゴ、ヒシ、
フユアオイ、ノウゼンカズラ、ヘクソカズラ、ハス、ヒオウギ、マクワウリ、ユウガオ、ホオズキ、ヤマアイ、テングサ、ミル、ワタ
── 秋 ──
オニグルミ、オケラ、ヒガンバナ、オミナエシ、キキョウ、ススキ、クズ、フジバカマ、カワラナデシコ、セキチク、ハギ、クサギ、エビヅル、キク、
イネ、アワ、カキ、クリ、ナンテン、ゴシュユ、サンシュユ、ハゼノキ、ムクロジ、ヤマトリカブト、リンドウ、ムラサキシキブ、シオン、ジャノヒゲ、
クコ
── 冬 ──
ヤドリギ、ツワブキ、ヤブコウジ、ユズ
── 四季 ──
マダケ、アカマツ、クロマツ、ゴヨウマツ、スギ、カヤ、コウヤマキ、ホオノキ、マユミ、ケヤキ、シラカシ、ミズメ、イスノキ、ソヨゴ、イチイ、
エノキ、イチョウ、エンジュ、カシワ、カツラ、スタジイ、ヒイラギ、ヒノキ、ガンピ、クヌギ、クスノキ、コウシンバラ、サカキ、シキミ、
ヒカゲノカズラ、ユズリハ、トクサ、ムクノキ、ダイダイ、ナツヅダ、チョウジ、ノキシノブ、シュロ、ビロワ
索引／主要参考文献
八條忠基
綺陽装束研究所主宰。古典文献の読解研究に努めるとともに、敷居が高いと思われがちな「有職故実」の知識を広め、ひろく現代人の生活に活用するための研究・普及活動を続けている。全国の大学・図書館・神社等での講演多数。日本風俗史学会会員
»通販サイトへ
