BOOK

日本のブックデザインの一五〇年
── 装丁とその時代 ──

　商品NO:BSH-199
　A4変判／144ページ／発行:2023.6

メールで商品を申し込む

日本のブックデザインの一五〇年　装丁とその時代　内容詳細

世界でも類がない豊かな装丁文化が花開いた日本。
幕末から現代まで、多彩な「美しい本」をたっぷり紹介しつつ、ブックデザインの未来を探る。
文＝横尾忠則、杉浦康平、浅葉克己ほか。

日本のブックデザインの一五〇年　装丁とその時代　目次

▶巻頭インタビュー　横尾忠則

「白黒はっきりさせると仕事ができない。
　その中間が面白いんだから」

構成・文：杉瀬由希／撮影：白石和宏

▶横尾忠則・考

定法を破り未知の世界に挑戦する＜横尾ドラマツルギー＞

文：臼田捷治

▶巻頭エッセイ

未知の「本」との遭遇　イラスト：ヤマダユウ
高姸　私を漫画家と導いた漫画たちへ
篠原ともえ　本の力、未知への架け橋
石川九楊　あるけれどない、ないかのごとく

▶書姿の変遷

和装から洋装へ　文：西野嘉章／撮影：松村隆史

▶日本近現代装幀史をひもとく100冊

選・文：臼田捷治／撮影：栗原諭

1. 近代の名品と話題作
2. 画家・版画家の装幀
3. 詩人・小説家・文化人・編集者による装幀の系譜
4. 現代ブックデザインの優品とタイポグラフィへのまなざし

▶アヴァンギャルドからプロレタリアへ

不易の装釘　文：西野嘉章

▶私の愛蔵本

柚木沙弥郎／土井善晴／布施英利／港千尋／藤本壮介／祖父江慎／飛田正浩／瀧本幹也／塩田千春

▶はざまのじかん。

池田美優・大倉士門　文：松井健太郎／絵：nakaban

▶本と愛用品、証言から浮かぶ輪郭
　巨匠たちのブックデザイン

ブックデザインの天皇。
◎原弘　1903-1986　文：青野尚子／取材協力：浅葉克己
多彩な発想と表現の源は楽しむ力と誠実さ。
◎和田誠　1936-2019　文：金丸裕子／コメント：平野レミ
文字から紙へ、色から印刷へ。
◎田中一光　1930-2002　文：新川貴詩／取材協力：太田徹也
文字を描く、形で伝える。
◎平野甲賀　1938-2021　構成・文：田中みきこ
字間、行間、師弟間。
◎仲條正義　1933-2021　語り：林修三／構成・文：和田京子
絶えず『装幀』を貫いて。
◎菊地信義　1943-2022　語り：新川貴詩／取材協力：水戸部功

▶米国スミソニアン協会、国立アジア美術館所蔵
　ゲハルト・ブルヴェラー氏による珠玉の和本コレクション

世界が愛する和本たち

監修・文：キット・ブルックス／構成・翻訳：和田京子

Bunkamura はじまりの物語　取材・文：鈴木伸子

　写真・画像：クリックで拡大