佐藤優が敬愛するチェコの神学者フロマートカ。
民主化運動「プラハの春」に参加しソ連の軍事介入に抵抗、激動のチェコ史を生きた神学者を支えたキリスト教信仰の核に迫る。
著者:ヨゼフ・ルクル・フロマートカ/訳:平野清美/監訳:佐藤優
危機の時代の神学 フロマートカ著作選 目次
▶監訳者まえがき 佐藤優
▶カトリシズムとキリスト教の闘い
▶プロテスタント神学者の道
▶チェコ哲学のドン・キホーテ、エマヌエル・ラードル
▶イエスの勝利に照らした人間の生 倫理学断片(未完原稿)
▶解題 佐藤優
▶聖句索引
「監訳者まえがき」より:クリックで拡大
本文「カトリシズムとキリスト教の闘い」より:クリックで拡大
ヨセフ・ルクル・フロマートカ Josef Lukl Hromádka 1889年6月8日~1969年12月26日
チェコのプロテスタント神学者。
現在のチェコ東部モラヴィア・スレスコ州の街ホッツラヴィツェ(Hodslavice)に生まれる。ウィーン、バーゼル、ハイデルベルク、アバディーンで神学を、プラハで哲学を学ぶ。1939年に渡米、プリンストン大学の客員教授になった。その後アメリカ合衆国に留まらず、敢えて第二次世界大戦後の1947年に共産主義政権下のチェコスロバキアに帰国、ソ連の肯定とマルクス主義との対話を推進した為、神学者達から「赤い神学者」というあだ名を付けられた。最後までキリスト教の信仰を捨てなかったが、共産主義体制の崩壊を目撃出来ないままプラハの病院で亡くなった。
»通販サイトへ