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BOOK

編集者ディドロ
── 仲間と歩く『百科全書』の森 ──

編集者ディドロ 仲間と歩く『百科全書』の森 |学習と教育を支援する通販会社-YTT Net

 商品NO:BSH-788
 四六判/896頁/発行:2022.4

編集者ディドロ 仲間と歩く『百科全書』の森 内容詳細



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フランス啓蒙思想の金字塔『百科全書』。
全28巻に及ぶ、この壮大な出版プロジェクトの全貌と、編集長・ディドロの八面六臂の活躍を、精緻かつ自在な分析により描き出す大著。
著者:鷲見洋一



編集者ディドロ 仲間と歩く『百科全書』の森 目次

はじめに
第一章 『百科全書』前史
Ⅰ 分類すること
Ⅱ 古代からルネサンスの分類
1.アリステレスの分類 2.プリニウスの分類
3.収集という営みとルネサンス
Ⅲ 一七世紀から一八世紀へ
1.リシュリューとアカデミー 2.フォントネル
3.英国という先達 4.モレリとベール 5.「辞典戦争」の顛末
Ⅳ 一八世紀の分類と辞書・事典類
1.技芸事典 2.辞典と定期刊行物 3.共通の材料とその利用法
4.リンネ(1707~78)とカタログ文化
Ⅴ 技芸アカデミー協会
第二章 『百科全書』刊行史
Ⅰ 最初期の歴史
1.チェンバース『サイクロピーディア』の翻訳企画
2.第一趣意書と初期体制の崩壊
3.協同書籍商の設立と大物二人グワ・ド・マルヴとサミュエル・フォルメー
4.新企画とディドロ、ダランベールの共同編集体制、およびディドロの投獄 5.第二趣意書
Ⅱ 刊行開始とプラド事件
1.第一巻刊行とその影響 2.偽版の脅威 3.プラド事件
Ⅲ 最初の禁止と宗教界
1.初期二巻発行禁止 2.『トレヴー評論』と『百科全書』
3.宗教的背景 4.『百科全書』とジャンセニスム
Ⅳ 大危機まで
1.ダミアン事件 2.七年戦争と項目「ジュネーヴ」
3.『精神論』と『百科全書』の発行禁止
Ⅴ 地上と地下の二重生活
1.図版の巻と剽窃事件 2.パリの幕間劇 3.イエズス会の受難
4.ロシアからの好意 5.本文残りの巻の刊行
6.図版刊行とその後
Ⅵ 『百科全書』のその後
1.『百科全書』海外波及の圏域
2.パンクックの存在と『百科全書』後続版
第三章 編集者ディドロの生涯
Ⅰ ディドロの青春
1.ラングルでの少年時代 2.パリでの生活と結婚
3.ディドロにおける父親問題(1) 4.時代の流行「父性と父権」
Ⅱ 『百科全書』企画への参加と刊行準備
1.1746年 2.編集長就任 3.ヴァンセンヌ投獄事件
4.ディドロにおける父親問題(2)
Ⅲ 『百科全書』刊行に伴う反響と契約問題
1.契約改定 2.娘の誕生と変身するディドロ
3.生活の安定とブルジョワ・ディドロ 4.1758年の状況
Ⅳ 苦闘するディドロ
1.『百科全書』の全面禁止 2.1759年の契約
3.ソフィー・ヴォランの登場と父の死 4.父の遺産相続
Ⅴ 一七六〇年代
1.財政状況 2.私的圏域 3.1761年 4.1762年
5.ディドロの経済的状況 6.恩恵と屈辱 7.ロシアからの呼び声
Ⅵ 一七七〇年代
1.執筆再開と『文芸通信』
2.アンジェリックの結婚とラングルとの関係
3.ディドロのロシア旅行 4.ロシア旅行後のディドロ
Ⅶ 晩年のディドロ
1.交友関係 2.ルソー問題 3.執筆活動と再評価
4.ディドロの死
第四章 商業出版企画としての『百科全書』
Ⅰ 文化統制システム
1.国家の装置――アカデミーとその周辺 2.サロン
3.出版・新聞・劇場のマーケット
Ⅱ 検閲制度
1.出版統制 2.統制機構の構成 3.出版許可制度 4.処刑
5.書籍商・印刷人組合 6.マルゼルブという人物
Ⅲ 『百科全書』の書籍商たち
1.アンドレ=フランソワ・ル・ブルトン(1708~79)
2.アントワーヌ=クロード・ブリアソン(1700~75)
3.ミシュエル=アントワーヌ・ダヴィッド(1707?~69)
4.ロラン・デュラン(1712~63)
Ⅳ 商業出版企画としての『百科全書』
1.規模拡大する企画 2.刊行の二重化
3.図版刊行から全巻終了まで
Ⅴ ボワジェルマン事件
1.「自家出版」の動きと著作権
2.リュノーとディドロと『百科全書』
3.書籍予約購読事務所の企画
Ⅳ ダヴィッドとディドロの出版論
1.書籍商ダヴィッドの立場 2.ディロドの出版論
第五章 『百科全書』編集作業の現場
Ⅰ 百科事典の「編集者」とはなにか?
1.ディドロたちは「編集者」か?
2.『百科全書』最初期の編集構想
Ⅱ ディドロたちの編集構想
1.マニフェストの段階 2.「構想」から「実践」へ
Ⅲ 『百科全書』編集作業の実態
1.編集の実際 2.項目の閲読 3.項目内部への介入 4.典拠情報
Ⅳ 編集者たちの個人執筆協力
1.ディドロの個人執筆協力 2.ディドロが寄稿した分野
3.ダランベールの個人執筆協力 4.ジョクールの個人執筆協力
Ⅴ 剽窃、コピー、借用の美学
第六章 「結社」の仲間さまざま
Ⅰ 「前言」について
1.第一巻と第二巻 2.第三巻 3.第四巻~第七巻
4.第八巻の「前言」
Ⅱ 執筆協力者の実体
1.予約購読者のこと 2.執筆協力者集団
3.執筆協力者の身元調査 4.執筆協力者の集う場所
Ⅲ 執筆者の起用と報酬
1.リクルートの方法さまざま 2.執筆者への謝金問題
第七章 協力者の思想と編集長の思想
Ⅰ 「結社」集団の宗旨と宗教観
1.カフカーによる宗旨の分類 2.ジョクールという存在
3.宗教的検閲と対策
Ⅱ 百科全書派の政治思想
1.多様な立ち位置 2.アレクサンドル・ドレール(1726~97)
3.穏健派
Ⅲ 『百科全書』の検閲問題
1.初期の検閲 2.書店主ル・ブルトンの介入
3.検閲とその後の影響 4.世相の変化と『百科全書』
Ⅳ ディドロの『百科全書』批判
Ⅴ ディドロの「集合」哲学と執筆協力者集団
1.ベーコンから「結社」へ
2.ディドロの基本思想と日本人の研究成果
3.「結社」の生理学と政治学 4.項目『百科全書』ふたたび
第八章 図版の世界
Ⅰ 図版へのこだわりと図版刊行企画の変遷
1.『百科全書』図版略史 2.『百科全書』図版の先行事例
3.剽窃問題 4.図版制作作業の実際  5.図版編集作業
6.『百科全書』図版の歴史性
Ⅱ 図版のイメージ解読
1.ロラン・バルトによるイメージ解読の試み
2.ジャック・ピルーストの図版論
第九章 身体知のなかの図版
Ⅰ 身体知の表象としての図版
1.図版のなかの身体 2.「手」の重要性
Ⅱ 没入する人物たち
1.「挿画」に登場する人びと 2.ディドロとベリサリウス
3.奇景、絶景を「訪れる」人物たち 4.仕事場の視察、見学
Ⅲ 働く人びと
1.仕事への没入 2.図版のなかの子供たち
3.図版のなかの女性たち 4.危険な職場
Ⅳ 「造船工場」図版を読む
1.図版解読の基本情報
2.「造船工場」図版の人びととさまざま
Ⅴ ヴェルネ散歩
Ⅵ 「結社」の面影――造船工場とヴェルネ海景の人びと
1.画家(作者)の全能支配
2.ヴェルネの港湾画と『百科全書』図版
3.「結社」の潜在と顕在
あとがき



ドゥニ・ディドロ Denis Diderot 1713年10月5日~1784年7月31日
フランスの哲学者、美術批評家、作家。主に美学、芸術の研究で知られる。18世紀の啓蒙思想時代にあって、ジャン・ル・ロン・ダランベールとともに百科全書を編纂した、いわゆる百科全書派の中心人物であり、多様な哲学者と交流した。徹底した唯物論者であり、神について初期は理神論の立場に立ったが後に無神論へ転向した。ポール=アンリ・ティリ・ドルバックなどとともに、近代の哲学者としては最も早い時期に無神論を唱えた思想家の一人とされる。
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